ドッペルゲンガー

ドッペルゲンガーや自分のそっくりさんがいる原因や意味とは?

ドッペルゲンガーはそもそもはドイツ語の言葉です。

言葉をそのまま訳すと、「ドッペル」とは「二重」や「分身」という意味があります。

「ゲンガー」は「歩く者」を意味しています。

その言葉を合わせて直訳すると「二重に歩く者」ということになります。

そこからドッペルゲンガーとはどのようなことを意味しているのかというと、「自分とそっくりな姿をした分身」、「自分と同じ姿形をした人物が同時に複数の場所に現れる現象」、「自分がもう1人の自分を見る現象」などを指している言葉です。

つまり、ドッペルゲンガーとは、自分自身が自分自身と出会ってしまうこと、自分がいる場所とは別の場所で第三者がその本人と出会ってしまうという現象そのものや、自分以外の自分自身そのものを指して使われている言葉ということになります。

世界中で昔からこのような体験をした人の事例が多数あったため、ドッペルゲンガーと同じ内容の言葉が複数ありました。

スコットランドの「レイス」などがそうです。

日本でも江戸時代にはこのような事例がいくつもあったため、これらの現象のことを「影の病い」と呼んでいました。

ドッペルゲンガーは世界だけでなく日本でもいる?

世界中で何人かの著名人が自分自身と出会ったという体験が記録に残されています。

とあるアメリカの大統領が自分自身と出会ってしまったという記録は有名で、世界中に知られている出来事です。

一般人の体験の記録も数多く残されており、フランスのとある女性は同時に40人以上の人がその女性を別の場所で目撃しているというような事例がありました。

昔は、生霊などの超常現象として分類されて考えられてきたドッペルゲンガーは、自分自身が自らドッペルゲンガー現象を体験してしまった場合には、寿命が尽きる寸前の証との民間伝承があり、不吉な出来事とされていたため恐れられていた現象でもありました。

過去だけではなく、現代でもドッペルゲンガーを見た人の事例は多数あります。

ドッペルゲンガーには、周囲の人間と会話をしない、動きがまったくないか本人と合わせ鏡のような動きがある場合がある、本人と関係が深い場所に出現するなどのいくつかの特徴があります。

「バイロケーション」という言葉があります。

怖い?ドッペルゲンガーに本人が見たり会ったらどうなる?

ドッペルゲンガーと同じく、同時に複数の場所で第三者がその本人と出会ってしまうという現象の意味になりますが、それとドッペルゲンガーとの違いには、バイロケーションは自分自身が認識し、意識して第三者の前に現れるという現象に対して、ドッペルゲンガーは自分自身の意志とはまったく無関係に起きてしまう現象です。

そしてドッペルゲンガーの最大の特徴には、自分自身を目の前にして、「似ている」と感じるだけではなく、「自分がそこにいる」と認識してしまうということです。

超常現象として扱われてきましたが、超常現象と考える人と、現象にはなにかしらの根拠があるのではないかと考える人で意見が分かれています。

昨今では医学により、精神疾患による現象との解釈もされています。

それは「オーストコピー」と呼ばれていて、脳の機能に重大な障害があるために自分自身にそっくりな人物を幻視してしまうという症状によるものと考えられています。

自分自身を見てしまうという現象が頻繁に起こる人が精密検査を受けたところ脳腫瘍が発見され、手術で切除した後は二度と現象が起きることがなかったとの事例があります。

ドッペルゲンガーが起きる原因は解明されている?

実際にドッペルゲンガー現象を体験した著名人の何人かについては、脳に腫瘍などの疾患があったということが解明されています。

このように現代では、医学的や科学的に研究され、解明しようという試みをされている事柄ではあるのですが、それは亡くなった原因とドッペルゲンガーを結びつけるということには有効な解明とされているものの、現象のひとつとされている、本人がいる場所以外でその本人が目撃されるという事実には結びつかないために完全な解明とはされていません。

しかし、脳の疾患が原因であることも理由のひとつとされているため、自分自身をよく見かけるという現象を体験した場合には、直ちに病院で脳の精密検査をしましょうとの呼び掛けもされています。

中には、それは単に自分自身にそっくり似ている人を自分や第三者が偶然に目撃したという考え方もありますが、これまでの数多くの事例により、一般に目撃されている人物は、黒や灰色、白などのモノトーンであることが多いこと、平面的で立体感を欠いており、ゼラチンやガラスのように透明な姿で見えることがあること、本人と比べて表情、衣服などが異なっていたり、若く見えたり老けて見えたりすることなどから、そっくり似ている人という考え方も解明されていません。

ドイツでは現在、「ゲンガー」という言葉は使われていません。

現在はドイツ語としてではなく、ドッペルゲンガーというひとつの言葉として成立しています。

日本では、自分自身や本人とそっくり似ている赤の他人を指した意味として使っている人が多数います。